『電磁波過敏症』について、ご質問にお応えします②

浦和の戸建てを借りた際、一階の和室をわたしの部屋にしました。大地に近い部屋でふかふかの布団を敷いて一人で寝るとき・・・ぐっすりと休むことができました。布団以外何も置かない、寝る専用の空間・・・今でも思い出す、いちばん豊かな寝室の風景です。
浦和の戸建てを借りた際、一階の和室をわたしの部屋にしました。大地に近い部屋でふかふかの布団を敷いて一人で寝るとき・・・ぐっすりと休むことができました。布団以外何も置かない、寝る専用の空間・・・今でも思い出す、いちばん豊かな寝室の風景です。

①からのつづきです・・・「生活上気をつけたことはありますか?」

 

たくさんありますよ。いちばん大切なのは、「自分が安心できる場所」の確保だと思います。ここにいれば大丈夫という場所を持つこと、電磁波に侵されると神経が高ぶって眠れなくなってしまいます。眠れなくなると疲労や免疫の回復もできなくなるので、負のループに陥ってしまうんですね。

 

ですから、「気持ちよく安眠できる寝室」の確保を、まずは優先してみてくださいね。そして日中、起きていれば必ず電磁波にさらされますから、それをそのままにせず、流すことが大事なんです。

 

汗をかきましょう。カラダに溜まってしまった電磁波を外に出すには、汗をかいて流すのがいちばん有効だとわたしの体験からも言えます。

 

そのためにわたしは、サウナや岩盤浴などを利用しています。発症してからの数年間はとくに意識して定期的に通っていましたが、今でもそうなんです。電磁波過敏症は一度発症すると完治はないと言われていますが、ほんとうにそうなんだと思います。(花粉症でもアトピーでも自分の体質とはずっとつきあっていくことになりますよね)

 

かなりのデトックスができて、日々の生活には支障がない、完治しているように見える今のわたしでも、PCやスマホの使いすぎ、人に会い過ぎていているとき・・・(人体からも電磁波の類が発散されているからなんですが)、気持ちが悪い、頭が重い、疲れが取れない、やる気が出ない・・・などの症状が出てきます。

 

やっかいなのは、この症状が出てしまっているときというのは、意外に自分一人では抜け出せなくなってしまっていることが多いということなんです。幸い、主人はわたしのその体調の悪さを敏感に察知してくれるので(ヒューマンデザイン的にも、わたしの体調を映しやすいデザインということもあり)、いち早くわたしの異変に気がついて「ビービー(電磁波過敏症)になっちゃっているんじゃない?今日はPCもスマホもぜんぶ閉じて、ゆっくり休んだ方がいいよ。」と声をかけてくれます。

 

そう言われてハッとするというか、「そうかぁ、この不調は電磁波を浴び過ぎていたせいかぁ」と、やっと気がつくような有り様なんです。情けないことに、今のわたしもこんなことをいつも繰り返しているんですよ。きっと、わたしひとりで暮らしていたら、「今日も何もできなかったよ・・・みんなはちゃんとやっているのに・・・やる気出ないなぁ・・・わたしって・・・なんてダメなやつなんだろう・・・」と思って、どんどん沈み込んで上がってこれなくなっていたでしょうね・・・。

 

ベットの近くに充電器は置かない方がいいですね。スマホのWi-Fiも切った方がいいと思います。20年前と違ってスマホの周波数帯が違っているそうなので、今は病院でもスマホの使用ができるくらい人体への影響が少なくなったと言われていますが、電磁波過敏症の人は通常の人のレベルではないナノレベルで感知してしまう体質なので、症状が出ているときには、頭の近くにスマホを置いたまま寝るようなことはしないで、できるだけ距離をとったほうがいいと思います。

 

ほんとうは、電磁波測定器を準備できるといいんですけどね。20年前は「電磁波測定器」なるものが売っていて、ネットで取り寄せた覚えがあります。(調べてみたらamazonで何種類も出ていました。そんな性能がいいものでなくていいので、あまり高くないもので一つ求めてみてはいかがでしょう)

 

コロナ患者も、パルスオキシメーターのように酸素飽和度を測る「測定器」が必須になりますよね。今、病院に行くと室内の二酸化炭素濃度がわかる計器も設置されていたりしますが、数値でもって客観的に体内や環境の状態を測れる計器というのは、たいへん便利なものです。

 

体内の磁場が狂ってしまっている時に電磁波が発せられている場所を自分の感覚だけで正確に特定することは難しいことです。そのとき「測定器」で測ることができると客観的に「ここを避ければいいんだな」と判断することができるんですね。

 

わたしはこの電磁波測定器のおかげで、家の中のどこが元凶になっているかを知ることができました。

 

・電子レンジや電磁調理器などの家電はもちろん

・インターホン

・スマホの充電器

・電話の子機、充電器

・コンセント

・蛍光灯

 

主なところはこんな感じでしょうか。今だったら、Wi-Fiのモデム機器が置いてある場所もかなり数値は高く出るでしょうね。(測定器の取り寄せがすぐできないときは、まずはこの場所を参考にして、距離をとってみてくださいね)

 

家中を測っていていちばん驚いたのは、当時わたしはマンションの6階に住んでいたんですが、5階の部屋の天井に着いている蛍光灯が放っている電磁波が階上のわたしの寝室まで突き抜けていたことを知ったときです。寝室の真ん中の「床」の数値が異常に高くいちばん針が振れて、まさに測定器は「ビービー」とものすごい警報音を立てていました。

 

ショックだったです・・・。わたしは、今まで知らずに蛍光灯の真上に布団を敷いて寝ていたことに気づいたからです。下の階の人が電気をつけているとき、わたしはそれを浴びながらずっと寝ていたことになります。それは横になっても眠ることができず、気分が悪くなる一方で疲れが取れないはずなのです・・・。

 

すぐそこで寝ること止めました。そして、白熱灯は測定器でも針があまり振れないことから、家の天井に着いている照明をぜんぶ白熱灯に変えました。さすがに下の階の他人の家の天井照明を変えるわけにはいかないので、とにかくその場所を避けて、できるだけ影響の少ない部屋に移動して、床からの距離をとるために布団ではなく、ベッドにしたりと、できる限りの対策をとりました♪

 

ほんとうはね、そのとき泣きながら主人に訴えたんですよ。「山に住みたい」って。こんな電波の飛び交う密な都心の暮らしじゃなくって、軽井沢のような別荘地で静かに暮らしたいって。でもね、そのときの主人には受け入れてもらえなかったです。そんな簡単に山に引っ越しできないよ。会社に通えないからって・・・ね。

 

少なくともその後の引っ越しで、マンションを選ばなくなったのは、階下からの影響を避けるためです。

 

マンションは建物でぜんぶ繋がっているので、マンション内のどこかの部屋の住人が電気をつけたり、電子レンジを使ったり、スマホが鳴ったりすると、カラダがすぐ反応してしまうのです。これまで、転勤先の社宅など、どうしてもマンション暮らしをしなくてはならないことが何度かありましたが、そのたびに神経を使いました。

 

できるだけ戸建てや、マンションでも一階のような地面に接している部屋を借りるようにしました。浦和で3階建ての戸建てに住んでいた時も、わたしだけ一階の和室に寝るようにしていました。溜まってしまった体内の電磁波を寝ている間に大地にアースする必要があったからです。

 

次回は、「帯電しない衣服を身に着けること」について、お話ししましょうね。