あなたからの影響を受けて、今の私がいるのです。

 

 

この週末は、姪っ子の結婚式でした。

 

 

コロナ禍で、5月の予定が11月になり、

お友達を招待するのは断念して

親族だけのアットホームな披露宴となりましたが･･･

 

 

ほんとうに、素晴らしかった！

 

 

これまで出会ったすべての花嫁さんの中で

いちばん綺麗だなぁ･･･と思ったし、

 

 

叔母という、いちばん無責任な立場で、

その場を楽しめたからでしょう（笑）

 

 

これまで出席した披露宴の中で

いちばん肌触りのいい･･･美しい披露宴でした。

 

 

 

 

親族しかいないこともあって、

洋食に偏らず･･･

 

 

年配の方にも喜ばれる「鯛茶漬け」が出て来たりと

お食事も、どれも素晴らしく美味しくって･･･

 

 

通常、いちばんうしろの卓に座る姉夫婦も

主賓席が用意され、

新郎新婦の幸せそうな姿をいちばん近くで眺めることができ･･･

 

 

あぁ、両親はじめ、

自分たちの人生の中のいちばん大切な方々へ向けて

開かれた宴なのだと･･･

 

 

若い二人の家族に向けられたあたたかな「想い」に

何度も胸が熱くなりました。

 

 

ありがとうね･･･

家族がこうして集える宴を開いてくれて･･･

 

 

これからの時代、

ほんとうに大切な繋がりとは何なのか･･･

あらためて、気づくことができた輝きに満ちた機会になりました。

 

 

 

 

 

『のんちゃんのおうちは とても素敵だったなと、改めて思います。また遊びに行きたいです』

 

 

･･･キャンドルの蓋を置くことで、

あぶり出てきたメッセージを目にして･･･思わず、号泣してしまいました。

 

 

あぁ、彼女はわたしの家の記憶を

たいせつに持っていてくれるのだと･･･

 

 

・姉の家の近くに構えた、国分寺での新居も

・長野転勤の際の薪ストーブのある「山小屋」も

・浦和の広々としたリビングのある家も･･･

 

 

歴代の家に泊まりに来てくれて

一緒にごはん作ったり、遊んだり･･･

 

 

彼女の今の暮らしにも

これらの家の記憶が何か少しでも、影響を与えているのだとしたら･･･

こんなに嬉しいことはないなぁ･･･と思ったのです。

 

 

でもね･･･

 

 

影響をより大きく受けたのは

あなたよりも、わたしの方なのですよ･･･Sちゃん。

 

 

 

 

 

23年前、あなたが産まれたとき･･･

 

 

当時、わたしは銀行に入行して5年目ぐらいでね、男性と肩を並べ、まさに半沢直樹の世界観の中で（笑）仕事メインで生きていたんですよ･･･

 

 

そんな中、姉から電話がかかってきてね

「赤ちゃんに会いに、今から病院に来て！」というんです（お姉ちゃんらしいんだけど･･･）

 

 

「もちろん会いたいけど、平日は仕事だから行けないよ」というわたしに対して、姉は･･･

 

 

「仕事よりも大切なことがあるでしょ。産まれたての赤ちゃんを抱ける機会なんて今しかないんだよ」と。

 

 

「え～！そんな無茶な」･･･といいつつも、

 

 

姉の強引な要望に押され、日中仕事をさぼって、

横浜の取引先から姉のいる東京の病院へ向かったのを、昨日のことのように覚えています（笑）

 

 

そして、姉の言う通り･･･

あなたを抱いた瞬間、こういう道もあるのだ･･･という扉が開いたのですよ

 

 

母になるって･･･

子どもを産むって･･･

家族を創るって･･･

 

 

こんな感じなのだ、

こんなにあったかく満たされるものなのだ･･･と。

 

 

男性社会の中で、仕事メインで

そこで活躍することが輝かしいことなのだと疑わなかったわたしが、

 

 

あなたを抱いた瞬間、

こんな肌触りのいい人生があるのだと、

そして、こっちの世界の方がわたしには合っているんじゃないのかと･･･その可能性に開くことができたのです。

 

 

それから2年のうちに

わたしは、半沢直樹の世界観から足を洗い（笑）

家庭をクリエイトする方向へ、大きく舵を切っていきます

 

 

Sちゃん、あなたのおかげなのですよ･･･

今のわたしが在るのは･･･

 

 

あなたがわたしから影響を受けた以上に、

わたしは、あなたに影響を受けているのです･･･

 

 

あなたが「素敵だ」と言ってくれる世界に

今、こうして生きているわたしが居るのは･･･

23年前、産まれて3日目のあなたがわたしに「仕事よりも大切なこと」を魅せてくれたから･･･

 

 

「のんちゃん、そっちじゃないよ。

のんちゃんがもっと幸せに生きれる世界観があるから、思い出してね･･･」

 

 

「のんちゃんは、たくさんの素敵なお家と出会っていくんだよ。可愛い子どもにも恵まれてね。その子と遊びたいから、のんちゃん産んでね。その子もわたしも待ってるから･･」って。

 

 

その通り、あなたは娘が生まれたとき

それはそれは喜んでくれて、いつも友達のように遊んでくれましたね･･･

 

 

まるで天国で「遊ぼうね」って

約束してきたみたいにね･･･笑

 

 

あなたが、わたしを導いてくれたのだなぁと･･･

今、はっきりと思うのですよ

 

 

姉は、天国から降りてきたばかりのあなたからのメッセージを（忘れないうちに）わたしに伝えるために、

半ば強引にわたしを呼びつけたのだなぁと･･（そういう意味で、やっぱり姉はすごいメッセンジャーです・笑）

 

 

Sちゃんには、ずっと前から

この”祝福に満ちた日”が来ることが視えていたんだろうね･･･

 

 

そして、あなたはその日に向かって

ただひたむきに歩んできたんだね･･･

 

 

道を行く中で、出逢う人、出逢う人に

たくさんの影響を与えながら･･･（そう思うと、あなたの23年の歩みは偉大だね）

 

 

ありがとうね･･･Sちゃん。

あなたに出逢えて、

あなたに影響を大いに受けることができて･･･

 

 

わたしは今、しあわせなんだよ･･･✨