June Cafe Break Ⅰ

6月 東京スピマ でのセッション・レポートです・・・

 

 

① ヨーロッパの避暑地・・・男のようないでたち、白いシャツに長靴の乗馬服に身を包んだあなたが、ビロードのような茶色の牝馬にまたがっているシーン。黒いテールを元気よく振り回しながら、木陰涼しい道を行く先は・・・毎夏帰っていく地、あなたのグランマの館です。サロンには、あなたと幼い頃から泉に飛び込んだりしてじゃれあってきた輩が集っています。肩を組み、謳い、食い、ここは、自然に戻れる安心な場所なのでしょう。「カラダがふわふわして気持ちイイ!」と、無邪気に抱きついてくるヤツが、どうやら彼のようです。彼は、あなたをほんとうに美しい生き物として見ていますよ。社交界(日常の世界)であなたの発するバイブレーションに、たくさんのオスが群がってくるのを知っていてヤキモキしていますが、ここの仲間はOKのようです。あなたは「蝶」。ひとつの花の蜜だけ吸うことは、あなたの生態には合っていません。たくさんの花と戯れてくださいね。あなたが今、活き活きと生きるほどに、彼はあなたをまぶしく感じ、離したくないと感じるでしょう。

 

② 羊の毛を丁寧に刈っているあなたがいます。ここはある教会所有のちいさな牧場。良質な毛糸を生み出す里として、大切にされています。教会のたくさんの仕事の中から、シスターは、この場所をあなたに託しました。産まれ出る子羊の世話~毛刈りまで、あなたにこうしなさい!と教えるものはいません。あなたがこの一連の仕事を自分で自由に組み立てています。朝靄の中、ひとりの少女がこの教会から旅立ちます。革鞄ひとつ。宛てはちゃんとあるようです。あなたにとっての直感は、「やさしい風」のごとし。流れてきたらパッと捕まえ、思考が働き出す前に旅立つことができれば、今まで以上に楽にタイミングよく物事に乗っていくことができます。経験が無くとも「あ、できる。ただ、やろう」と思えるもの、根拠の無い自信が置いてある方向は、あなたの行く道です。「あ!う~ん・・・おっ!」、この「お!」の時には、すでにカバンを手に持ち立ち上がっています。自分を呼ぶ風、季節が変わる風を感じ、穏やかに身支度をしながらもこころが落ち着いていくなら、「翌朝、出ます」と伝えてください。シスターはうなずきながら、優しい面持ちであなたを見送ってくれることでしょう。

 

③へつづきます・・・