魔法の手

真ん中にルビーが光ります
真ん中にルビーが光ります

「もしかしたら、昔ヨーロッパで一緒にお茶会してたのかもなぁなんて」

 

わたしがよく癒されに寄らせていただく「ブログ」に、思いがけずこんな嬉しい2人の関係が綴られていました。

 

「ほんと、そうかもぉ~♪」

思わず、彼女との過去世、行ってきちゃいました!

 

視えてきました・・・確かにヨーロッパの香りがする建物です。パリか?・・・う~ん、どこかでオランダっていうささやきも聞こえます。

 

4,5階建ぐらいの古いアパートメントの最上階。洋風の瓦が見える窓越し・・・

ひとつだけ大きく開いた窓があります。

 

あれ?

人間じゃない・・・このときは「ことり」のわたしです。

わたしのチャネリングでは良くあることですが、残念・・・これじゃお茶飲めない(笑)

 

きみどりの地に赤と茶色、白のラインが走ったきれいなちいさな鳥です。

窓辺の木立から部屋の中を首をキョトキョトさせながら、興味深そうにのぞいています。

 

ことりの視線は、その部屋の中にある、色とりどりの生活道具にそそがれています。

部屋の主が入ってきました。若くきれいなお嬢さん・・・PANDAちゃんですねぇ。

 

彼女はちょっとウキウキした様子。抱えていた布地をテーブルに置き、広げて眺めています。

えんじにドットのような細かい花の模様が入った新しい布地。

 

それから、赤く透き通った液体をゆっくりとソーサー付カップにそそぎ、ホ~っと満足げに窓辺に目を移しました。

 

ことりと目が合い、

今日も来てるのね、と微笑んでくれます。(ことりメロメロ・・・)

 

 

この部屋では不思議なことがよく起きます。

 

昨日まで布地だったものが、一晩で洋服になったり、皮がカバンになったり、白粉がパンになったり・・・

 

あまり布も、コースターやポットカバー。皮の端っこも色を染めてつぎはぎし、しゃれた袋になったり・・・

 

この部屋に入ってきたものは全て何かに生まれ変わる・・・無駄なものがないんです。

 

 

・・・どうやら、あの「手」がすごいんだな・・・

 

 

なにやら手を動かすと次の日にはモノが産まれてくる・・・

どうやら、人間は魔法を使うというのは本当らしい。

 

窓の外の景色を目に映しながら、日記や手紙を書く姿もよく見かけました。

うすいきれいなピンク色の封筒に、金色の刻印を押している・・・ことりは吸い寄せられるように見ています。

 

空を飛べる翼がある自分も、今いる世界も、ことりは気に入っていました。

でも、ことりにとって、彼女は憧れでした。

 

色鮮やかなもの、キラキラしたものをつくりだしてしまう手をもっている彼女。

そして、そんな日常をおしげもなく見せてくれる彼女が、大好きでした。

 

たくさんの窓辺がある中で、彼女の部屋だけ、

寒い日はどの窓も閉まってしまうのに・・・彼女の部屋の窓だけはいつも開いていてくれるのでした。

 

おや? 男性が入ってきましたよ。背がすごく高く、背中が広~い人です。

うん、やさしそうな方。

 

人が来るときだけ窓を閉める彼女です。部屋を暖めてあげたいと思うのでしょう。

およよ・・中が見えなくなって、ちょっとことりは不服そうか?

 

でも、ひとりのときとは違う彼女の笑顔と楽しそうな語らい声に、

「ピピッ」と祝福の声をあげ、飛び立っていきました。

 

 

上の写真:彼女が今のわたしに合わせてつくってくれた、新作ネックレス。

彼女が創り出すもの全てに惹かれる理由が、今日わかったような気がします。

 

『PANDAのファッションセラピー』 http://blog.goo.ne.jp/kinako_333/

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    PANDA (金曜日, 04 3月 2011 15:27)

    のりこさ~ん!
    そんなステキなヨーロッパストーリー。
    涙でちゃいました(笑
    恥ずかしいような、何だか懐かしいような、
    言葉にならない!
    ありがとうございます^^
    ほんと、縁が深いんでしょうねぇ。。。

  • #2

    noriko♪ (土曜日, 05 3月 2011 12:38)

    当時伝えられなかった、ことりの「ちっちゃなハート・レター」届けられてよかったです。
    読んでくれて感謝、ぴぴっ♪