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『空色のコート』から、わたし色の世界へ

 

 

自分の好きな色を纏うって、

こんなに大切なことだったのかぁ・・・と

最近思うのです。

 

 

 

 

「きれいな色だなぁ・・・」と

半月ぐらいずっと眺めていた

空色のコートがありました。

 

 

 

目が合うのだけど、

コートって

毎年買うものじゃない、じゃない?

 

 

 

・・・少なくとも、わたしは

あまり流行を追っていなかったこともあり

そう思っていました・笑

 

 

 

毎年買い替えるほど

手軽なお値段じゃないし

 

 

 

定番のモノがあれば、それでいいっていうか

建物の中に入ればすぐ脱ぐものだし

そんなに必要かなぁって・・・

 

 

 

実際、わたし自身、

20年間ずっと気に入って着ている

白いコートがあったし・・・それで充分

 

 

 

今年は暖冬みたいだしね、

コートはいいかなって・・・

 

 

 

でもね・・・

 

 

 

なぜか、すごく惹かれるのですよ・・・

あの子どうしてるかなぁ

もう売れちゃったかなぁ・・・って。

 

 

 

あるとき、

別件でお店に寄ったとき

まだ、その「空色のコート」があって・・・

 

 

 

もう一度、羽織ってみたら・・・

ぱぁ~と、華やかに

顔がというか、全身が輝くのです・・・!

 

 

 

あぁ、わたしの色なんだなぁ・・・と。

 

 

 

その、あまりのフィット感・・・に、

わたしの中の感覚に根負けして、

持ち帰ることにしました。

 

 

 

その子を買おうと決めたとき、

カラダがものすごく喜んでね・・・

 

 

 

そんなに「欲しかったのかぁ」と

ちょっと驚きを感じたのを覚えています。

 

 

 

欲しいけど、言い出せずに

実は我慢していたというか・・・

 

 

 

まるで、いろいろな理由をつけて

押し殺していた子ども心を

 

 

 

最終的にはわかってあげることができた

親のような気持ちになって・・・

 

 

 

・・・叶えてあげられて

よかったなぁ・・・と。

 

 

 

帰ってから、主人になんて言おう・・・とか

(今月もいろいろ他の出費が多かったもので・・・笑)

若干の後ろめたさはあったものの

 

 

 

自分のための、自分の英断に

じ~んとこころが温かくなりながら、

帰路についたのを、覚えています・・・笑

 

 

 

昨年、12月12日の夕方のことです。

 

 

 

 

それからです、

ちょっと不思議なことが起きてくるのです。

 

 

 

こういうのが欲しいな、と思い浮かべた

「色」や「形」がどんどん

集まってくるようになったのです

 

 

 

たとえば、

母からもらった紺色のショートコート

 

 

 

紺色のボアコートもいいな・・・と

思っていた矢先、

 

 

 

服の断捨離中の母から

譲ってもらったのです。

 

 

 

違う日に、黄土色の

メンズライクのファーコートももらっちゃって・・・

 

 

 

え?・・・いいの?

(もちろん、その2着はそんなに高価な品ではないのですが・・・)

 

 

 

それでも12月中に、

なんと一気にコートだけで3着!

・・・集まってきたのです。

 

 

 

一着分の値段で

3着、手に入るなんて・・・すごっ!

 

 

 

もう、それ以来

外に出るのが、

なんだか楽しくて楽しくて・・・

 

 

 

誰に会うわけじゃないのですけど、

今日は何色のコートにしようかなぁと

 

 

 

まさか、この冬がコートの

コーディネートで盛り上がることになるとは・・・

 

 

 

 

 

 

自分の願いを叶えてあげるって

すごいなぁと。

 

 

 

秘めていたものが

ひとつでも外に出るだけで

 

 

 

今いる世界が、

ぐわ~っと変わってくるのを、

この1か月半ほどの間に、実感しています・・。

 

 

 

 

 

今現在のわたしのクローゼットです↑

この冬は、ほぼこのラインナップ(だけ)で

組み合わせを楽しんでいます。

 

 

 

これまでの赤や黄色、オレンジなど

鮮やかな色の服がかかっていたわたしにしては

地味な色合いばかりです。

 

 

 

でも、ほんとうは・・・

 

 

 

こういう、アースカラーというか

ベーシックな色が好きだったんだなぁと。

 

 

 

落ち着くのです、とっても。

 

 

 

 

 

 

これまで、わたしはどこか・・・

人のために、色を選んでいたようにも思います。

 

 

 

もちろん、鮮やかな色を纏うと

わたし自身の気持ちも上がるのですが・・・

 

 

 

今から思うと、

サービス精神に近かったようにも・・・思うのです。

 

 

 

「色」を着た方が

周りが喜んでくれるような気がして・・・

ぱっと、場が華やぐような気がして・・・

 

 

 

この世界をもう一段盛り上げるために

自分を「色物」に仕立てていたようにも・・・思うのです。

 

 

 

ほんとうは・・・

地味な色が好きだったのに・・・

 

 

 

一見、男性が好むような

メンズライクな色合い、形が好きだったのに・・・ね。

 

 

 

 

 

 

思い返すと・・・

娘の自我が芽生える前の頃、

 

 

 

今のわたしのクローゼットと

まったく同じ色合いの服ばかり

・・・着せていましたっけ・笑

 

 

 

それも、2歳くらいまでのことですが。

 

 

 

彼女は、どちらかというと

キラキラした、はっきりした色合いの方が好きで、

 

 

 

3歳近くになると、

もう全部自分で服を選ぶようになってしまって・・・

わたしには、一切介入させてくれませんでした・笑

 

 

 

だから、小学校に上がるとき

彼女が自分で「空色のランドセル」を選んだときは

 

 

 

嬉しかったですよ・・・笑

(わたしもその色好き!って、思ったのでしょう)

 

 

 

今から思うと、

どこかで、果たしたかったのでしょうね、

 

 

 

わたしの潜在意識で纏いたかった色合いを

娘に着せることで、出していたのでしょう・・・

 

 

 

ほんとは、自分の色だったのにね・・・♪

 

 

 

もちろん、色は、すべて大好きです!

赤も、黄色も、オレンジも、ピンクも・・・

 

 

 

どんな色も・・・大好物♪

 

 

 

これからも、色にときめいて

恋をしていくことには

変わりがないと思うのですが・・・

 

 

 

それは、本来、自分自身がもともと

「ベーシックな色」だから、だとも思うのです。

 

 

 

これからは・・・もっと、

 

 

 

自分の色を、誰に遠慮することなく

そのまま出していきたいなぁと・・・

 

 

 

この気持ちに、気づくことができて

すごく・・・ほっとしているというか、

とっても嬉しいなと思う、今日この頃です。