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anteroom meals

 

ANTEROOM MEALS

 

地元のフレッシュな野菜がはさまったピタパン

スムージー

丁寧につくられたスープやサラダなどが並びました

 

 

もちろん

この朝食もお目当てのひとつです

 


途中

和装のお若いお坊さんが入ってらして

手を合わせていただく姿は、この空間に絶妙にマッチしていました

 


10時をすぎるとここは閉まります

朝食だけのために使われる厨房

大きな空間・・

 


もったいないなぁ・・と、つい感じてしまいますが

この余裕の間・・「時間と空間」が

大事なのかもしれません

 


どの空間も、

身を置いてみることで

はじめて学ぶものがありますが

 


ANTEROOM京都での滞在で強く感じたことは

「シンプルさに戻っていい」

ということ

 


たとえば・・

部屋の鍵はカード式でも、オートロック式でもなく

ふつうのドアの鍵

 


でも、

5年後のオリンピックで、多くの外国からの宿泊者を

視野に入れていることを考えれば

どの国の方でも共通認識で使えるふつうの鍵がいちばん・・



過剰なサービスは

困惑やトラブルの可能性もでてきたり

その使い方を説明する人や時間も必要になってくる

その分、宿泊費にのったり・・ね

 

 

朝食も、このピタパンのメニューのみ

 

 

でも

ここにくればこれが食べれる

という提案の仕方も素敵なこと・・

 

 

「ここにくれば、この時間、こういう空間で

こういうものが食べれます、that,s  all.」



そして、それを理解した方だけがやってくる・・


 

わたしも

こういうシンプルな空間を開きたいんだなぁと

思いました

 

 

アートを鑑賞するというのも

もともと

こういうことなのかもしれません

 

 

ここにくればサービスしてもらえる、気持ちよくしてもらえる・・ではなく

そこにはアートがあるだけで

自分でそこから感じて、読み解いていかなければならないことだから・・



わたしも含めて

おもてなしされる側に慣れきっている

日本人にとって

このシンプルな箱空間は

かえって、刺激的かもしれません

 

 

感じることに積極的になれるアート空間と

住まうホテルとのコラボレーション

よかったです・・!

 

 

これからも

わたしの「空間鑑賞の旅」はつづきます・・笑


~憧れの自習室~

朝食をおかわりしながらゆっくりいただき、10時にチェックアウトした後・・

ラウンジ(写真3・4枚目)でPCでの作業を2時間くらいさせていただきました。

ロビーにはコーヒー・マシンがあって、宿泊者は無料で何杯でも注ぐことができます(わたしはあまり飲めないので一杯だけ・・♪)

顔を上げると瞳に緑が映り、人に話しかけられないとても静かな空間で、気持ちよく集中できた体感が残っています

わたしにとっては、夢のような自習室ですね・・

こういう自由に使っていい空間を置いてくださって・・・とてもありがたく感じました♪

 

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コメント: 2
  • #1

    いくりん (土曜日, 13 6月 2015 21:45)

    またまたなんて素敵な空間なんでしょう・・・
    トキメキました。
    私もいつか行きます!
    のりこさんは 素敵な場所を知っていますね。
    情報はどこからでしょうか?

    わたしもシンプルな空間を開きたいんだなぁ・・・
    のりこさんのつぶやきになぜかワクワクした私です。

  • #2

    noriko♪ (日曜日, 14 6月 2015 12:55)

    いくりん・・♪

    情報源は、内田彩仍さんの「旅のかたち」(宝島社)という本です。
    2年程前に書店で並んでいたのを手に取ったのがきっかけだったと思います。

    内田さんの丁寧な暮らしを綴った本は、何冊も出ているようですが
    この「旅のかたち」が、わたしの手元にあるということは・・・
    それだけ響くものがあったのでしょうね。

    京都での滞在場所として「アンテルーム京都」、
    そして、京都に行くといつも立ち寄るお気に入りの場所として「法然院」が
    美しい写真とともに紹介されていました。

    以来・・・いつか京都に行ったら・・・ここへ。
    と、その「絵」は頭のどこかにずっと・・(笑)

    2年かかりましたが、
    ほんとうにその場所に自分の身を置いて、その場に包まれた体験ができていることに
    今、自分で感動しているんです。

    どのようにかは、いつかはわからないけれど・・
    思い描いた場所には行けるんだな・・また、わたしの中で確かめられています。

    ですから、いくりんも、きっと・・♪