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「舟を編む」・・・人と繋がりたいから

映画 観てきました。とっても よかったです。

 

 

その人が どういう人なのか 興味があるから、

 

その人と どうにかして深く繋がりたいから、

 

その人の口から出たきた「言の葉」の意味が知りたくなる。

 

 

その言葉の意味がわかると・・・その人の思っていること、気持ちがわかるから。

 

『辞書』とは、人と人を繋ぐものとして たいせつな役割を果たしていたのですね。

 

 

仕立てはいたって地味でしたが、

 

その世界にかける人たちのロマンが伝わってきて・・・いい映画でした。

 

 

自分の中のものを表現する方法は、今やいっぱいあるけれど・・・

 

長い歴史の中で わたしたちが発達させてきた「言葉」を読んでいくことは やっぱり、

 

人間にとって、お互いを知る最大且つ、最もポピュラーなツールなのだなぁ、と思いましたね。

 

 

 

物語の最初で、

 

「君は『右』と、いう言葉をどう説明するか?」という問いがあって

 

面白い問いだな、わたしだったら どう説明する?・・・ポン!と出てきたのは、

 

「両手を開いてみたとき、ひらがなの「て」が読める方」と、いうもの。(どうかなぁ?)

 

映画の中では、

 

「西の向いたときの、北の方」と、主人公は答えていました。(なるほど・・・美しい)

 

 

 

このお話の中では、人によって、出版社によって、表現の仕方が違ってくること、そして、

 

違っていいんだよ、「自分辞書」をつくっていいんだよ、ということがやさしく謳ってあって、 

 

いいなぁ・・・自由だなぁ と、この点でも こころ広がりましたね。

 

 

 

自由といえば・・・

 

以前、娘があそびで書いてくれた「自分辞書」。そのメモには、

 

 

 

「おかあさん」・・・意味:子どもをたいせつにする人 のこと。

 

「おとうさん」・・・意味:子どもの笑顔が大好きな人 のこと。

 

 

と、書いてあり、 

 

ほぉ~、この子は そんな風にとらえていたのかぁ と。

 

あれ、あれ?

 

 

「新友」・・・新しい友達 という意味。

 

 

こ、これは・・・もしかして「親友」のこと? 

 

 

「うん。『しんゆう』って、新しい友って書くんだと思ってた」と、彼女。

 

なるほどね・・・今まで習った漢字の中で、音を合わせてきたところ、決して間違えでは・・・ 

 

 

や、や、や・・・!! 

 

 

「練愛」・・・ねばる愛 という意味。

 

 

こ、これって・・・ほんとうは「恋愛」って書きたかった!?

(もう、ダメだ!どうにも おなかがよじれる)

 

たしかに・・・愛の鍛練には最高だもんね、ふ、深いぞ!

 

そして、自由だなぁ~(がんばれ!娘よ)