七五三

今月のしつらいは「七五三」。榊に麻ひもを結び、千とせあめやお赤飯、かんざしなどで。
今月のしつらいは「七五三」。榊に麻ひもを結び、千とせあめやお赤飯、かんざしなどで。

やさしい雨がしとしと降る中、浜田山へ。

 

七五三は「衣」の儀ということで、着物の「袖」のお話がでてきました。

 

 袖=助けてくれる人、を表わすのだそう。

 

たっぷり両袖がある「振袖」をまとうのは、まだ、たくさんの方に助けていただく身の上ですという意味。

 

結婚して袖が半分になる「留袖」は、助けてくださる方が半分になりましたよ、ということ。(ちょっと大人?)

 

だからこそ、六十(還暦)は、人の助けがいらなくなる歳になった(自立の)お祝いとして、袖のない「(赤い)ちゃんちゃんこ」を贈るのだそう。

 

・・・うわぁ・・・深い・・・

 

「どうしましょう、成長が間に合うかしら。袖なしじゃなくて・・・フレンチスリーブぐらいになりそう」 と、

 

もうすぐ還暦ですとおっしゃる生徒さんの中からは、笑いがあがっていました。

 

でも・・・そう考えれば・・・

 

まだまだ、人様にお世話になってもいい身の上のわたしたちなのですね。(還暦まではまだまだあります♪)

 

聴くものすべてが目からうろこの、今日の「しつらい」のお教室です。