黄金色の時間

チェリー材の天板に木漏れ日が映る・・・
チェリー材の天板に木漏れ日が映る・・・

家に帰ると、ちょうど和室がこがね色に染まっていました。

今の我が家では、南西から長く射し込むこの時期・時間帯ならではの貴重な現象。

ほんの20分程で消えてしまうこの瞬間に立ち会えて、胸がこの色で一杯に。

 

そういえば・・・

小学校の頃、この時間帯に手をすり合わせながら帰ってくると、横浜の実家の2階リビングは、黄金色の絨毯に光が反射して「天国」のように明るく、ぽっかぽかで・・・誰もいない家、ひとりきりで、この空間を味わうことが何よりも幸せで・・・と言うと、どんだけ、ひとりが好きな子なんだって(笑)

 

でも、外でたとえ何があっても、この空間に浸るとリセットされて、心も体も至福に包まれたのを覚えています。

 

父とは意見が合わずぶつかることが多い娘時代でしたが、彼の設計した家・空間に私は育てられたのだなぁ、と今更ながら思います。(父ちゃん、サンクス!)